パワーリードスイッチ内蔵磁気センサに及ぼすケーブルの影響

藤原 一志  松本 敏雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J71-C   No.1   pp.40-45
公開日: 1988/01/25
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Print ISSN: 0373-6113
論文種別: 論文
専門分野: 部品
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あらまし: 
リードスイッチ式磁気センサに接続されるケーブルが長い場合に,その浮遊容量に起因する突入電流によって,接点が開離不能を起こすことがしばしばある.そこで,クイックアクション構造をもつパワーリードスイッチの適用を検討した.その結果,接点障害は開離直後の間欠アークによって起こり,また,ケーブルが長くなるほど,移転形成物の形状が大きくなだらかとなり,ハンマリング作用も効果的に加わって,スティッキングや溶着による開離不能障害は大幅に改善されることがわかった.これらは,一般通念とは異なった特異な現象であるが,更にその解析結果に基づいて,陽極にMoを採用し,Ag系電極や一般のリードスイッチに対して,1けた以上寿命が長い高信頼性・長寿命磁気センサを開発することができた.保護回路や別電源が全くいらず,かつ,接続ケーブルへの配慮もいらないので,工業用位置センサとして使いやすく,実用的メリットも大きい.