入出力導波管形12GHz帯3重モードフィルタ―構成方法が異なる2種類のフィルタについての比較・検討―

野本 俊裕  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J71-C   No.12   pp.1680-1687
公開日: 1988/12/25
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Print ISSN: 0373-6113
論文種別: 論文
専門分野: マイクロ波,ミリ波
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あらまし: 
12GHz帯放送衛星トランスポンダ用フィルタとして,より一層の小形・軽量化を図る目的で開発した3重モードフィルタの設計手法について述べる.3重モードフィルタでは,2重モードフィルタに比べ一層各共振モードの制御・調整および結合孔の設計が難しく,特にだ円関数形特性を実現する場合には,一つのアイリス板を介して3組の共振モード間の結合を行う必要があり,この点に重要な検討課題を含んでいる.本論文においては6段だ円関数形フィルタを取り上げ,入出力導波管モードと直接結合する空胴共振モードが異なる2種類の構成方法を考えると共に,要求されるモード間の結合量を精度良く実現する結合孔の設計方法について述べる.そして2種類の構成方法によりフィルタを設計・試作した結果,両方法で得られる電気的特性はほぼ同等であることと共に,提案した結合孔の設計方法が有効であることを確認した.最後に,両フィルタについて導波管形多チャネルマルチプレクサへ適用するための比較・検討を行っている.