Qをもつ低雑音インダクタンスシミュレーション

中村 正孝  沖根 光夫  重広 孝則  石崎 達也  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J71-C   No.12   pp.1605-1612
公開日: 1988/12/25
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Print ISSN: 0373-6113
論文種別: 論文
専門分野: 電子回路
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あらまし: 
LCシミュレーション法はLCフィルタの低感度性を受け継ぐことから種々の方法が提案されてきたが,Lをそのまま模擬する直接法は原LCフィルタの回路パラメータと1対1対応となること,フィルタ以外の応用も可能であるなど,有効な方法の一つである.また,トランジスタや演算増幅器の能動素子を用いていることにより大きなL値でしかも高Qなインダクタンスが模擬できる点は受動インダクタに比較して優位である.しかしながら,使用上,問題となる雑音については受動インダクタに対し,かなり大きくなることからその改善は課題として残されていた.そこで,本論文では高Qで低雑音となる模擬インダクタンスをトランジスタ,演算増幅器それぞれ1個用いて実現する回路を提案している.雑音解析においては,雑音係数の導入により低雑音となる設計を与えている.更に,回路の検討として,能動素子の不完全性によるL値,Q値への影響,回路内の信号レベルなどについて詳細に議論している.