光ファイバケーブル接続部における心線処理部の光損変動特性

清水 正利  富田 信夫  小林 英夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J71-B   No.1   pp.10-17
発行日: 1988/01/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: 通信線路,ケーブル
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あらまし: 
本論文では,光ファイバ心線接続部と接続余長心線を光ファイバ心線処理部に収容する際に生じる光損変動特性とその評価について論じた.まず,光ファイバ心線接続部を心線処理部に収容する場合の光損変動要因として丸め,側圧,ねじれの三つを考え,これらの損失特性に対する影響を理論的,実験的に検討し,伝送特性を劣化させる主要因は接続余長心線の丸め処理であることを明らかにした.次に,アナログベースバンド画像信号伝送に対する心線処理時の光損変動特性評価法を検討し,許容出力対光損変動量比SNRcが37.1dBであること,光損変動の全周波数成分において本許容SNRcを満足する曲げ半径は18mm以上であることを明らかにした.また,所要SNRcを満足する心線の曲げ半径とその変動周波数の関係を検討し,心線処理時間を2倍にすることにより許容曲げ半径を約20%緩和できることを示した.更に,光ファイバ心線処理方式として考えられている個別処理方式および一括処理方式について光損変動特性を評価し,個別処理方式が加入者光線路に適した方式であることを明らかにした.