外挿予測-離散サイン変換を用いた適応形順次再生符号化

森川 良孝  山根 延元  浜田 博  和気 康裕  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J71-B   No.12   pp.1546-1553
発行日: 1988/12/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: 情報源符号化
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あらまし: 
外挿予測-離散サイン変換(EP-DST)符号化法は4×4画素の小さいブロックサイズで静止画の高圧縮を達成できる.本論文は,このEP-DST法の特徴に注目してこれを用いた適応形順次再生符号化方式を新しく提案する.まず適応化は以下のように実現する.変換係数ブロックを高,低周波の2ゾーンに分割し,各ゾーンにスレショルド符号化(TC)を適用するが,高周波ゾーンの符号化は低周波ゾーン情報を利用して制限する.このTCを条件付ゾーンスレショルド符号化(CZTC)と呼び,EP-DST係数をCZTCにより符号化する方式を適応EP-DST符号化法と呼ぶ.本方式は適応DCT符号化法より優れた特性を有することを実験的に示す.次に順次再生符号化法として,段階間EP-DST法を提案する.本方式はEP-DST法における2次元外挿予測を3次元に拡張することにより,1段階前および現段階の再生値を用いて原像を外挿予測し,その予測誤差をEP-DST圧縮するものである.このようにして得られた変換係数をCZTCにより符号化する方式を適応EP-DST順次再生符号化方式と呼ぶ.本方式は適応DCT順次再生符号化方式より優れていることを実験的に示す.