パターンごと・ステージごとに事後確率のしきい値をおくストッピングルール

鈴木 譲  松嶋 敏泰  稲積 宏誠  平澤 茂一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J71-A   No.6   pp.1299-1308
発行日: 1988/06/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 情報理論,符号理論
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あらまし: 
システムの側から見た観測コストを考慮したパターン認識のアルゴリズムは,観測をどこで打ち切るかを決定する,いわゆるストッピングルールの問題として帰着できる.ベイズ型パターン認識におけるストッピングルールは,リスクミニマムの意味で,K.S.Fuらに始ま一連のDP探索を基本とする方法が原理的に最適であることが知られているが,観測ステージに対して指数オーダのデータを記憶せねばならず,実現に際して種々の困難を生んでいる.本論文ではパターンごと・ステージごとに事後確率のしきい値を設定する新しいクラスのストッピングルールに関して考察している.各パターンの各次元における観測値の相関が強い問題には若干不向きではあるが,記憶すべきパラメータ数を最低限に抑えながらも,リスクミニマムの視点でほぼ同程度の性能を得る方法を提案している.また本手法は,各パターンの事前確率を等しいとおいた場合に,従来のゆう度に境界を設定する方法の一つのモデリングを与えている.