データ依存グラフを用いたシストリックアレーの自動設計

飯国 洋二  酒井 英昭  得丸 英勝  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J71-A    No.6    pp.1282-1290
発行日: 1988/06/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: VLSI設計技術
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あらまし: 
近年のVLSI技術の発達に伴い,1チップ上に多数のプロセッサを配置し並列計算をするVLSIアーキテクチャ,いわゆるシストリックアレーが現実のものとなった.シストリックアレーは,アルゴリズムによってハードウェア構造が異なる特定用途VLSIアーキテクチャである.従って,あるアルゴリズムが与えられたとき,そのシストリックアレーをいかに設計するかが問題となる.本論文では,データの依存関係を表す従属ベクトルから,シストリックアレーを自動的に構成する方法を提案する.まず,シストリックアレーがデータ依存グラフの射影方向ベクトルと計算進行方向ベクトルによって決定されることに着目して,シストリックアレーを構成するための二つのベクトルに課される拘束条件を導出する.次に,その拘束条件を使って,シストリックアレーが系統的に得られることを示す.本手法の特徴は,アルゴリズムに対応する複数個のシストリックアレーを,重複することなく構成できることである.また,各プロセッサが異なった働きをするシストリックアレーも導出できる.最後に,本手法を行列積演算・コンボリューション・LD分解に適用し,有効性を確かめる.