だ円符号および超だ円符号による高性能符号の導出について

山西 健司  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J71-A   No.10   pp.1936-1946
発行日: 1988/10/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 情報理論,符号理論
キーワード: 


本文: PDF(935.1KB)>>
論文を購入




あらまし: 
Goppaにより初めて提案された代数幾何的符号は従来の代数的符号(Reed-Solomon符号や交代式符号の部分クラス)の生成方式を幾何学的に拡張して得られる幅広いクラスの新種の符号族である.本論文では,まず,この代数幾何的符号の形で,あるいはそれに基づく線形符号の形で高性能符号を生成するための一般的な方法を新しく与える.ここにおける構成方法は,交代式符号の代数幾何的拡張としての一般化交代式符号において生成因子の選び方を工夫し,あるいは更にある種の符号の結合を施すことによって高能率符号を生成する方法である.次に具体的な代数曲線の族としてだ円曲線および超だ円曲線を取り上げ,これらの曲線から上述の構成方法を適用した結果得られる符号の性能について評価し,従来の交代式符号の性能と比較する.その結果,だ円曲線および超だ円曲線から従来の代数的符号の性能を上回る高性能符号が導出できることが,具体的なパラメータの値でもって示される.