文節ラチス上で係り受けの整合性を考慮したオートマトン制御の文節列選択アルゴリズム

好田 正紀

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J70-D    No.8    pp.1571-1578
発行日: 1987/08/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
専門分野: パターン認識・学習
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あらまし: 
文節ラチス上で,語順規則で受理される文節の並びの中で,各文節の認識スコアと文節間の係り受けの整合性の双方を考慮して,最適文節列を選択するためのアルゴリズムを提案した.このアルゴリズムは,動的計画法の原理を利用して文節列の適格性の程度を効率良く計算し,最適文節列を選択し,その文節列に対する係り受け構造と遷移状態列を抽出する.処理量は,文節ラチスの長さ(セグメント数)をI,最長文節候補の長さをL,各時点における文節候補数をM,各時点で出発可能な状態をNr,到達可能な状態数をNtとすると,OI3L2M2NrNt2)の演算回数を必要とする.本稿のアルゴリズムは,日本語の言語的拘束が格文法と句構造文法の両方の側面を併せもっていることを考慮して,有限オートマトン制御DPによる認識アルゴリズムと係り受けの整合性を考慮した解析アルゴリズムを統合したものである.