M-AND,M-OR,NOT演算を用いた4値論理回路の一構成法

藤田 裕明  小高 明夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J70-D   No.6   pp.1131-1139
発行日: 1987/06/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
専門分野: 計算機システム・構成要素
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あらまし: 
筆者らは先にM-AND,M-ORおよびNOT演算を用いたp値論理関数の標準形と簡単化の一方法を提案した.ある項を除去しても関数値が変わらない項は冗長な項といわれているが,上記の標準形にはこのような冗長な項が多数存在した.また簡単化における隣接関係を調べる際,人為的な面が存在するという欠点があった.本論文では,4値についてM-AND,M-OR,NOT演算間の性質を詳細に検討し,冗長な項の少ない,新しい標準形を提案する.続いてこの標準形から簡単化を行う方法を提案する.簡単化にはprime implicantを求める方法や,最簡形を得る保証はないものの,比較的短時間に結果を得ることができるdirect cover法等がある.本論文は後者の立場に立つ簡単化の方法を述べている.本方法はCube表現を利用し,隣接関係を調べる際必要であった人為的な面を除いたので,計算機を用いた簡単化に有効であると思われる.以上の結果を用いた4値論理回路の構成法について,例を用いて示す.