オブジェクト指向方式による対話型マイクロプログラムシミュレータ

杉本 明  阿部 茂  黒田 正博  加藤 幸男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J70-D   No.2   pp.315-324
発行日: 1987/02/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
専門分野: 計算機システム・構成要素
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あらまし: 
マイクロプログラムは効率と信頼性が特に要求され,シミュレータとの対話によるデバッグや評価が重要である.またハードウェアと並行開発するには,シミュレータは不可欠となる.しかし目的計算機ごとの専用シミュレータの開発には時間的・経済的な制約があり,高度な対話型インタフェースの実現は困難であった.一方,汎用シミュレータではビジュアルシミュレーションのような個々の計算機に即したインタフェースの提供が難しい.本論文ではオブジェクト指向方式を取り,専用シミュレータのきめ細かい機能の実現とソフトウェアの汎用性を両立させる.オブジェクト指向言語はモジュール性が高いとはいえ,記述対象自体が目的計算機に依存するマイクロプログラムシミュレータの機械独立性を高めるには,インタフェースを含むシステム全体の適切なモデル化が必要である.本論文ではマイクロプログラムのデバックに適した対話型インタフェースを提案した後,ハードウェア仕様変更に対する柔軟性が高く,他計算機に対してもソフトウェア再利用が容易なオブジェクト指向方式による一実現手法について述べている.また,我々の開発したμPシミュレータについて開発の概要とユーザインタフェースを具体例として述べている.