トークンの巡回とデータ転送をHDLC手順に準拠して処理するリング状LAN

加藤 厚生  羅 志偉  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J70-D   No.12   pp.2688-2696
発行日: 1987/12/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
専門分野: ネットワーク
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あらまし: 
身近なマイクロコンピュータLSIとして数多く使われているZ80ファミリICを使い,CAI用コンピュータネットワークとして使う目的で,簡便なローカルエリアネットワーク(LAN)を開発した.このLANはプラスチック光ファイバを使用してリング状に構成したトークンパッシング方式LANである.トークンの巡回およびデータリンクはHDLC規約に準拠する手順に従って,不平衡正規応答モードによって行う.伝送速度は500kbit/sとし,最大16kバイトまでのファイルを高い確度で伝送できる.障害対策を重視し,自己回復性を高めた.ノードの追加・削除手順は,タイムアウト検出による無手順方式とした.ノードとCAI端末装置として使うパーソナルコンピュータとの通信は,機種交代への対応性を考慮して9,600bit/sのRS-232Cを用いた.端末装置からみたネットワークの見かけの伝送速度が,RS-232Cの伝送速度に比べて遅くならないことを条件とすれば,50台程度(500/9.6)の端末装置を結ぶことができ,小規模ながら汎用性のLANとして実用になる.