ベクトル相関検出形干渉補償器

松江 英明  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J70-B   No.11   pp.1393-1399
発行日: 1987/11/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信
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あらまし: 
干渉波を消去するには源となる与干渉信号を得,その振幅および位相を干渉成分のそれと等振幅,逆位相となるように調整した後両者を合成することにより実現できるが,その振幅および位相をいかに自動制御するかが重要な課題である.本論文では,ディジタル方式に対する干渉補償器として,同相および直交成分の誤差信号を得る直交誤差信号検出回路と与干渉信号を用意し,両者の間で相関検出することにより与干渉信号の振幅および位相を自動制御するベクトル相関検出形干渉補償器を提案する.はじめに,本補償器の動作原理を理論的に示し,その構成法を示す.次に,希望信号として16QAMまたは256QAM信号を,また干渉信号としてFM(電話3,600ch)信号を用いて実験を行い,16QAMで約26dB,256QAMで約21dBの干渉改善量を得,また,制御の応答速度として50ms~140msを実現した.その結果により理論的根拠の妥当性を確認する共に本補償器の有効性を明らかにする.