架空ケーブルクロージャ心線処理構造の検討

小林 英夫  原田 進吾  清水 正利  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J70-B   No.10   pp.1149-1156
発行日: 1987/10/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: 通信線路,ケーブル
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あらまし: 
加入者光線路の架空配線系では,配線の自由度を向上するために,引通しされているケーブルの任意の位置からケーブルの後分岐接続を行う架空クロージャが不可欠である.本論文は,メタリック系設備と整合する小形で,心線接続部の高密度収容および後分岐接続を可能とするクロージャを実現するための最適なクロージャ構成法と心線処理部設計法について論じている.まず,ケーブルコアと心線処理部の配置形態について検討し,架空での作業性,高密度性から縦形心線処理構造が優れていることを示す.次に,収容効率の高いシート方式を用いた新しい縦形心線処理構造とその寸法設計法を提案している.最後に,心線接続部の実装実験によりメタルケーブルの接続部と同じ大きさで100心収容時の平均光損増加は0.04dB以下で良好な伝送特性を有していることを明らかにした.また,ケーブル後分岐接続実験により光信号伝送中の心線への影響を信号対雑音比(SNRCW)で評価し,一連の工程における信号対雑音比の最大値は40dBであり,後分岐接続時の伝送特性の劣化は小さく無視できることを明らかにした.