縦続形構成による底感度な直線位相FIRディジタルフィルタの一構成法

本間 仁志  森 幸男  佐川 雅彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J70-A   No.5   pp.766-774
発行日: 1987/05/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 回路理論
キーワード: 


本文: PDF(747.8KB)>>
論文を購入




あらまし: 
ディジタルフィルタを,できるだけ少ないハードウェア量で実現することは,経済性と関連して重要な問題である.しかし,FIRフィルタの低感度構成に関する研究は,IIRフィルタの場合に比較し,十分とは言えず,係数語長の低減から,この問題を改善することが望まれている.そこで,本論文では,乗算器の係数語長の低減を目的とした,FIRフィルタの縦続形構成法を提案する.まず,係数感度を用いて,係数量子化に伴う特性劣化を評価する評価関数を定義する.次に,零点の配置とその評価関数の関係について検討し,相対的に離れた位置にある零点が,特性劣化を軽減する働きがあることを指摘する.そして,零点配置と評価関数の関係を考慮し,組織的に低感度な構成を得る方法について述べる.最後に,いくつかの例題に本方法を提案し,その有効性を確認する.