間欠故障するシステムの故障と誤りの強健検出

菅澤 喜男  瀬谷 浩一郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J70-A   No.4   pp.615-619
発行日: 1987/04/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 基礎一般
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あらまし: 
システムが間欠故障する場合の故障と誤りの強健検出をペトリネットを利用してモデル表現することを試みる.間欠故障とは,断続的に発生する故障であり,その故障を検出することは大変に面倒なものとされている.そこで,本論文では,断続的に発生する故障を良好故障と活動故障との状態に分け,誤りを強健検出するモデルとして,システムが活動故障の状態にあるときに故障を検出する,活動故障の状態から誤りの状態になり故障が検出されるか,または障害となる場合を考慮する.次に,ペトリネットを利用して表現されたモデルに転位が発火する時点に着目してマルコフ再生過程を適用し,システムが正常な状態から動作を開始し故障が検出されるまで,および障害となるまでの極限確率を求める.最後に,数値例において,各分布に具体的な数値を導入して強健検出により故障を検出する場合と誤りから障害になる場合の確率的挙動を示す.