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演算増幅器数の低減を図ったリープフロッグ形能動RCフィルタ
石橋 幸男
誌名
電子情報通信学会論文誌 A
Vol.J70-A
No.3
pp.436-444 発行日: 1987/03/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0373-6091 論文種別: 論文 専門分野: 回路理論 キーワード:
本文: PDF(520.9KB)>>
あらまし:
はしご形LCフィルタをシミュレートする能動RCフィルタは縦続形能動RCフィルタに比べ低素子感度であることが知られており,近年この種のフィルタの構成方法が数多く提案されている.本論文は,原LCフィルタの構成素子の各インピーダンスをsの関数でスケーリングして得られる回路の節点電圧と閉路電流の関係を能動RC回路で実現する方法について述べている.まず,スケーリング関数を適当に選ぶと,従来のリープフロッグ形構成の逆相積分回路部分はコンデンサを2個用いた逆相の2重積分回路,正相の積分回路部分はRCの1次ローパス回路でそれぞれ実現でき,本回路の演算増幅器の数は従来のリープフロッグ形構成の半分以下になることを示している.次に,素子感度解析を行い,低素子感度条件を求めている.最後に,5次のチェビシェフローパスフィルタを構成し,実験を行うと共に計算機によって素子感度の比較を行っている.
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