知的モデル構築支援方式による問題解決システム

大須賀 節雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J69-D   No.7   pp.1009-1024
発行日: 1986/07/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 招待論文
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あらまし: 
知識処理を情報処理の新しい技術として用いることにより,人間-機械間に新しい関係を樹立し,それによって従来とは異なる新しい問題解決法が可能であること,このためにはまず人間が扱う問題とその解決法を分析すると共に,知識処理の方式と限界を調べ,実現の可能な技術範囲で効果的な問題解決支援システムの方式を求めねばならないこと,そのような方式として,従来,人が行って来た問題解決の方法論に従って,計算機にもモデルの概念を導入し,人と機械が協調してモデル構築とその処理を行う方式がほとんど必然であること,実用問題で生ずるような複雑なモデルを少数回の操作で正しく定義することは困難であり,評価と確認を行いながら逐次的に情報を与えてゆく成長型のモデル構築の概念が重要なことを示す.支援システムとしてはそのようなプロセスを人にとって極く自然に支援できるものでなければならないが,そのためには知識表現言語として計算機向きの宣言型言語が必要であることを示し,その言語に対する要求を導く.最後にこのような要求を満たす言語開発が決して不可能ではないことを例によって示す.