準速度整合進行波型光変調電極とその解析

佐薙 稔  中島 将光  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J69-C   No.10   pp.1291-1296
公開日: 1986/10/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6113
論文種別: 論文
専門分野: 光・量子エレクトロニクス
キーワード: 


本文: PDF(409KB)>>
論文を購入




あらまし: 
進行波型光変調器を広帯域化するためには光と変調波との速度を近づけてやればよい.ここでは電極と基板との間に誘電率の低い物質をバッファ層として入れることによって,変調効率を低下させず,電極間の容量をできるかぎり少なくして,速度非整合を改善することを考える.帯域幅ばかりでなく駆動電力と帯域幅の比P/Δfについても考慮し,バッファ層の入れ方の違う三つの構造を考案した.理論解析にあたって,電極を伝搬する変調波をTEM波と仮定して,2次元静電界問題に帰着させるが,構造が複雑であるので数値計算する必要がある.ここでは開放系を扱える境界要素法を用いた.計算結果からP/Δfが最も小さいものを選び出し,その構造についてバッファ層の厚さを変えて,更に計算した結果,バッファ層を厚くすると,従来の構造と比べて,大幅に広帯域化され,P/Δfも小さくなることがわかった.