画像の新しい高能率符号化法―外挿予測-離散サイン変換符号化法(1次元符号化の場合)―

山根 延元  森川 良孝  浜田 博  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J69-B   No.7   pp.686-697
発行日: 1986/07/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: 情報源符号化・通信端末
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あらまし: 
本論文では,中間調画像の新しい高能率符号化方式として,外挿予測-離散サイン変換法を提案する.この方法は,画素のブロックに対し,そのすぐ前の再生画素から外挿予測を行い,その予測誤差信号を直交変換符号化するものである.画像の情報源として広義定常単純マルコフ過程を仮定すれば,予測誤差信号を無相関にする直交変換が,ある種の離散サイン変換により近似できることを示し,また,その高速アルゴリズムを与える.1次元符号化の場合について,この符号化法がブロック長4画素で,16画素の離散コサイン変換法および8画素の高速Karhunen-Loève変換法とほぼ同等の符号化能率をもつことを,レート-ひずみ特性から理論的に明らかにし,また,これら符号化法の処理演算量を比較して,本符号化法が,特にハードウェア化を図る上で,非常に有利であることを示す.更に,実際の画像に対して,固定長符号化と可変長符号化(エントロピ符号化)の2種の符号化について計算機シミュレーション実験を行い,上の理論的予測を裏付ける.