2次元エルミート・ガウスビーム波の導体円柱による散乱

横田 光広  竹中 隆  福光 於莵三  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J69-B   No.1   pp.71-77
発行日: 1986/01/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ,伝搬
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あらまし: 
空間的にエネルギーが伝搬軸方向に集中しているガウスビーム波の物体による散乱問題は,工学上重要である.本論文では,任意に配置された多数の導体円柱による2次元エルミート・ガウスビーム波の散乱問題について考察する.先ず,通常用いられているビームモードとSiegmanにより提案された複素ビームモードとの関係を用いて,複素点に波源を有する多重極界の重合わせとしてエルミート・ガウスビーム波を表わす.次に,各多重極界の多円柱による散乱界を導出し,これらを重合わせてエルミート・ガウスビーム波に対する散乱界を求める.数値例として,格子状に配列した8導体円柱にガウスビーム波がブラッグ角で入射した場合について,スポットサイズ及び伝搬軸のずれがおよぼす影響について検討している.その結果,-1次の回折波の指向性はスポットサイズが大きくなるほど鋭くなり,その最大値は平面波入射時の場合の回折方向にほぼ等しい方向に見いだされることがわかった.