特異積分方程式を用いた方形導波管内誘導性窓の精密な数値解析

松島 章  板倉 徳也  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J69-B   No.1   pp.62-70
発行日: 1986/01/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: 無線・衛星通信
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あらまし: 
導波管不連続部における電磁波散乱問題について,特異積分方程式を用いた精密な数値解法を示した.完全導体平板で構成された誘導性窓を適用例とし,窓の数と同数の未知関数を含む連立特異積分方程式を導いた.窓が1個の場合にはLewinが行った準静電解析と同じアルゴリズムを採用し,多モード伝搬領域に至るまで有効となるように拡張している.高々2モードが伝搬する周波数領域において精度のよい近似解を閉じた形で求めている.窓が任意個数の場合には,前記の方法では解析が著しく繁雑となるため,連立特異積分方程式にガラーキン法を直接適用して数値解を得ている.この方法では,窓の数に関係なく解析を機械的に行うことができる.又,通常の積分方程式を用いた数値解法と異なり,相対収束を避けることができる.数値結果を厳密解及び実験値と比較することにより誤差を検討している.その結果,これらの方法では小規模の連立1次方程式を解いても高精度の解が得られることが判明した.