Buffered CSMA/CDシステムにおけるパケット送信方式の性能比較

石川 浩  田坂 修二  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J69-B   No.12   pp.1665-1675
発行日: 1986/12/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: 通信方式,通信プロトコル
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あらまし: 
本論文は,各端末が複数パケット分のバッファを持つCSMA/CD(buffered CSMA/CD)システムにおいて,二つのキャリアセンス方式(slotted nonpersistentとslotted 1-persistent)と二つのパケット送出方式(ゲート式と制限式)との組み合わせによって得られる四つのパケット送信方式の性能比較を行ったものである.まず,従来解析が行われていなかったslotted 1-persistent制限式の性能を,平衡点解析の手法を用いて解析した.slotted 1-persistentゲート式については,シミュレーションによる評価のみを行った.これらの結果と,筆者らが以前に解析したslotted nonpersistent制限式とゲート式の結果を,比較のために用いた.新たに発生し初めて送信が行われるパケットについても,その最初の送信がランダムな遅延の後に試みられるdelayed first transmission法を用いるという条件の下で,四つの方式のスループット・平均パケット遅延トレイドオフ特性を比較した.その結果,すべてのスループット領域において,slotted nonpersistentゲート式が最も小さな平均パケット遅延を与えることが明らかになった.