複素係数を持つマルチレート帯域通過ディジタルフィルタの設計

池原 雅章  高橋 進一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J69-A   No.8   pp.950-957
発行日: 1986/08/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 信号理論・信号処理
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あらまし: 
マルチレートディジタルフィルタは,狭帯域通過特性を得るために有効である.サンプリング周波数を変えることによって乗算回数は減少するし,かつ実現に要する次数も低減するからである.本論文では,従来の低域通過型マルチレートフィルタの設計法に,複素係数化の手法を導入し,複素係数を持つマルチレート帯域通過ディジタルフィルタの構成法を提案する.マルチレートフィルタを構成するデシメータ,インターポレータに複素係数フィルタを用いることによって,帯域通過特性が容易に得られる.またこれらを多段接続することによって,乗算回数および係数メモリの数が大幅に減少する.更に,解析信号の特性を利用した複素係数フィルタの新しい設計法が提案される.本論文では,FIR,IIR両フィルタに対して議論を行っている.