三角ラティスとエスカレータアルゴリズムの量子化誤差の解析

飯国 洋二  酒井 英昭  得丸 英勝  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J69-A    No.7    pp.880-888
発行日: 1986/07/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 信号理論・信号処理
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あらまし: 
逐次最小二乗法は,システム同定や適応信号処理の分野で非常に有用な手法であり,そのアルゴリズムとして,Escalator(ES),Triangular Lattice(TL)アルゴリズムが提案された.また,逐次処理の並列化,パイプライン化を高めるため,シストリック・アレイの概念が注目を集めているが,両アルゴリズムのシストリック・アレイによる処理についての研究も進められている.そこで本論文では,最初に逐次最小二乗法に対するTL,ESアルゴリズムを示し,シストリック・アレイの観点から比較する.次に,両アルゴリズムを正規化した後,固定小数点演算により計算する.この時,推定したパラメータは真値との間に定常バイアスを持つので,本論文ではその定常バイアスの評価式を導出する.最後に,両アルゴリズムの量子化誤差の影響の差を比較する.