LCシミュレーション形能動Rフィルタの一構成

沖根 光夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J69-A   No.7   pp.850-857
発行日: 1986/07/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 回路理論
キーワード: 


本文: PDF(461.3KB)>>
論文を購入




あらまし: 
能動RCフィルタの一構成法としてLCシミュレーション法はLCフィルタの低素子感度性を受け継ぐことから数多くの方法が提案されてきたが,演算増幅器の有限GB積のためにその使用は低周波に限られていた.その後,この有限GB積を積極的に利用して高い周波数で動作するフィルタが報告されてきたがLCシミュレーション法による実現についてはその検討が残されていた.本論文では,演算増幅器の開ループゲインをGB/sと仮定,すなわち差動積分器として動作していることを利用してリープフロッグ形構成によるLCシミュレーション形能動Rフィルタを提案している.本回路構成はn個の演算増幅器でn次の有理伝送関数が実現でき,しかも分母多項式はLCフィルタのLCパラメータと1対1対応を成している.更に,回路内の信号レベルも従来の回路に比べさほど高くならない等の特徴を有している.最後に,5次連立チェビシェフ低域フィルタについて実験を行い回路が理論通り動作することを確認している.