文字認識における複合後処理法の能力評価

新谷 幹夫  梅田 三千雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J68-D   No.5   pp.1118-1124
発行日: 1985/05/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
専門分野: パターン認識・学習
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あらまし: 
一般文章を精度よく読み取るためには,文字認識精度向上とともに,効果的な後処理を施すことが重要であり,適用範囲が広く高精度な後処理法の確立が望まれている.本論文では,先に提案した複合後処理法をマルチフォント印刷漢字認識及び手書き漢字認識に適用し,OCR設計上重要となる後処理の特性を定量的に示すとともにその能力の評価を行った.まず,本後処理法をマルチフォント印刷漢字認識に適用し,入力帳票の品質や認識系の能力により決まるリジェクト率・候補文字数などを変化させたときの影響を求めた.その結果,後処理能力はこれらの影響を殆ど受けず,85~87%の救済率が得られ,低認識率系にも適用可能であることが明らかとなった.ついで,手書き漢字認識に適用したところ84%の救済率が得られ,本後処理法が認識手法の異なる手書き漢字認識にも有効であることが示された.さらに,今後の後処理能力の向上について検討を加えた.