NMRイメージングにおける静磁場の不均一性による画像歪の自動補正法

川中 彰  高木 幹雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J68-D   No.3   pp.292-299
発行日: 1985/03/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
専門分野: 信号・情報処理
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あらまし: 
NMRイメージングにおいては,空間的均一性の高い静磁場に,一方向の座標に比例して変化する勾配磁場が重畳され用いられている.イメージングの原理から,静磁場の空間的変化は勾配磁場の振幅に比べ十分小さくなければならず,この条件が満たされない場合には,得られる画像が劣化することは良く知られている.筆者らは,イメージングの方法として,直接フーリエ変換法と選択励起法を組み合せた方法を取り上げ,静磁場の不均一成分と画像歪との関係を定量的に明らかにした.この解析から,静磁場の分布が既知であるならば,画像歪は簡単な幾何学的歪の補正処理などにより取り除けることが示された.さらに,静磁場の分布は,事前に標準オブジェクトに対して測定を行ない,その画像の歪の度合を計測することにより,多項式展開の形で推定できることを示している.これらの操作を組み合せることにより,静磁場の不均一性による画像歪を自動的に補正することができる.最後に,実験データに本方法を適用した結果を示し,その有効性を確めている.