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3次元ディジタル充満物体像の距離変換と再構成可能な骨格
孫 衛東 田山 典男 太田原 功
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J68-D
No.12
pp.2090-2098 発行日: 1985/12/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0913-5713 論文種別: 論文 専門分野: 信号・情報処理 キーワード:
本文: PDF(734.5KB)>>
あらまし:
本論文は,CT画像を複数枚重ねたような中身の詰まった立体像,つまり,3次元ディジタル充満物体像(3D像)における距離変換や骨格についての手法を扱っている.3D像の内部構造を把握し易くするという観点から,これまでに,3D像中のすべての点で表面からの距離を求めるという距離変換の方法が研究されているが,一般的な場合にも適用できる手法は未だ報告されていない.そこで本論文では,基本近傍集合という新しい概念を導入して,一般的な距離変換の並列アルゴリズムと直列アルゴリズムを提案している.次に,その応用として,3D像における再構成可能な骨格の概念を提示して,骨格から元の3D像を正確に再構成できる並列アルゴリズムと直列アルゴリズムを明示している.この再構成可能な骨格は,3D像の特に膨大なデータ量に対する情報圧縮の方策として,極めて有効と思われる.なお,以上のアルゴリズムについて,計算機シミュレーションによる確認を行なっている.
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