残差駆動形音声符号化装置とその性能

来山 征士  谷戸 文広  山本 誠一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J68-B   No.12   pp.1390-1396
発行日: 1985/12/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: 情報源符号化・通信端末
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あらまし: 
残差駆動形ボコーダは4.8kbpsから9.6kbpsのビットレートでの音声符号化に適用でき,話者や騒音などに対するロバストネスが高いと言われている.筆者等は既に,学習同定形スペクトル平滑法を利用する残差駆動形ボコーダ方式(LI-RELP)を提案し,その性能を把握するために7.2kbpsで動作する装置を試作した.試作装置はPCM回線との接続を考慮し,μ-法則8ビット8kHzのA/DおよびD/A変換器を用いたこと,高調波を再生する系では16kHzサンプリングとして不要な成分の発生を抑えているなどの特徴を有している.試作装置の室内および実回線試験結果から10-3程度のビットエラーレート,あるいは70dBA程度の環境騒音下でMOS=1が確保できること,実回線のサービスの限界条件下でも良好に動作することが明らかとなった.