局所的重み関数を用いた補間法について

福田 馨  長嶋 秀世  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J68-A   No.9   pp.821-826
発行日: 1985/09/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 基礎一般
キーワード: 


本文: PDF(421.8KB)>>
論文を購入




あらまし: 
本論文では測定データなど離散的なデータが与えられたとき,これを滑らかに結ぶための新しい補間法について述べる.ラグランジュの補間公式やスプライン関数による補間などであらわれる異常屈曲点の原因は,補間に対して与えられたすべてのデータを平等に利用することにあると考えられる.このことから,本論文では補間点より遠く離れた分点のデータほどその影響が小さくなるような重み関数を考え,これとデータ値を線形結合した補間法を提案する.この結果,補間区間からはるかに遠い分点のデータの値はこれに対して影響を与えず,非常に滑らかな補間曲線を得ることができた.本補間法は,滑らかさにおいてスプライン関数よりも優れておりアキマの補間法と同程度であるが,補間公式をデータ値とその重み関数の線形結合であらわすことができるので補間式の取り扱いやすさの面で優れ有用である.