高次能動Rフィルタの一構成法

沖根 光夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J68-A   No.6   pp.565-572
発行日: 1985/06/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 回路理論
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あらまし: 
有限のGB積を持つ演算増幅器と抵抗のみを用いた能動Rフィルタの構成については過去数多く報告されてきた.その報告の殆どは2次系の各種フィルタの構成で高次フィルタ関数については2次ブロックの縦続接続によって実現されていた.しかしながら,2次の高域並びに有極形フィルタは最小個数即ち2個の演算増幅器を用いた構成回路はフィルタの出力が演算増幅器の出力とならず縦続形構成が適用できない欠点を有していた.そこで,本論文では,n次のフィルタ関数をn個の演算増幅器を用いた回路で直接実現する新しい能動Rフィルタを提案している.本構成は回路の任意の端子を入力あるいは接地することにより無極形はもちろんのこと有極形の低域,帯域,高域フィルタが得られ,回路が簡単でしかも設計が非常に容易である特徴を持っている.そして,回路の実際的な検討を種々行なっている.最後に,5次有極形低域フィルタを試作し,その理論値と実測値がほぼ一致した結果を得ている.