学習同定形スペクトル平滑法を用いる残差駆動形ボコーダ方式(LI-RELP)

来山 征士  谷戸 文広  山本 誠一  榑松 明  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J68-A   No.5   pp.489-495
発行日: 1985/05/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 音響・振動
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あらまし: 
残差駆動形ボコーダは4.8kbpsから9.6kbpsのビットレートでの音声符号化に適用でき,話者や騒音などに対するロバストネス(強さ)が高いと言われている.本論文では,高調波成分の再生におけるスペクトル平滑に処理遅延の少ない学習同定形スペクトル平滑法を利用する残差駆動形ボコーダ方式(LI-RELP)を提案している.まず,この方式に使用する学習同定形スペクトル平滑法について述べ,その最適パラメータについて実験的に考察している.次に,LI-RELPの構成,および4.8,7.2および9.6kbpsのビットレートで符号化する際の各種パラメータについて説明している.最後に,これらのビットレートでのLI-RELPの音声品質を主観評価した結果,平均レベルが-20dBm0の電話系音声の場合4.8,7.2および9.6kbpsのビットレートでそれぞれ3.5,9.8および10.8dBのMOS等価Q値が得られたことを示すと共に,従来の方式との比較により本方式の有効性を示す.