演算増幅器数の低減を図ったLCシミュレーション形能動RC低域フィルタ

石橋 幸男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J68-A   No.3   pp.279-286
発行日: 1985/03/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 回路理論
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あらまし: 
LCはしご形フィルタをシミュレートする能動RCフィルタは縦続形フィルタに比べ低素子感度であることが知られており,近年この種のフィルタが数多く提案されている.本論文は,従来のリープフロッグ形構成において入力側,出力側の変数の一部を消去することによって得られる2次回路部分にSallen-Key回路を適用して演算増幅器の数を極力抑えたLCシミュレーション形能動RC低域フィルタの構成方法について述べている.まず,原LCフィルタの接点電圧,閉路電流の符号の決め方,変数の消去について述べ,回路で実現すべき変数の関係式を導き,それらを実現する回路を示している.次に,素子感度に対する考察を行っている.最後に,5次チェビシェフ低域フィルタを構成し,実験を行っている.計算機による感度計算によって本回路の感度は,従来のリープフロッグ回路のそれに比べ断周波数付近では僅かに高くなるが,低い周波数においては1/2~2/3程度になっていることを示している.