FFTを用いた複素内挿法の精度改善

本間 仁志  佐川 雅彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J68-A   No.10   pp.1008-1015
発行日: 1985/10/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 基礎一般
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あらまし: 
Vlachは,多項式の数値係数を求める内挿法の処理が,単位円周上の等分点の値を内挿点として選ぶことによって,離散フーリエ変換として扱えることを報告した.この方法は,多くの優れた特徴を持っているが,多方面で利用されるに伴い,単位円上の等分点の値を内挿点とすることによるこの方法の精度限界が問題となっている.そこで,本論文では,円周上の等分点以外の点から内挿点を選ぶことが可能な複素内挿法を提案し,従来の方法の精度限界を拡張する.この方法は,円周上の等分点を双一次変換した値を内挿点として選ぶ.その処理は,やはり,FFTを用いて行なわれ,従来の方法の優れた特徴を保持している.また,特殊な場合として,内挿点を等分点に選ぶことも可能であり,その場合は,従来の方法に一致する.最後に,本方法を用いてスイッチトキャパシタ回路の記号解析を行ない,その有効性を確認している.