リングオペレータによるエッジとラインの抽出

松田 文男  井口 征士  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J67-D   No.6   pp.669-676
発行日: 1984/06/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
画像の注目点の性質は,その近傍小領域の画像の形状によって決定される.一般のエッジ検出では,3×3または5×5の平方領域内の画素の差分値からエッジ強度や方向を求めている.ここでは,注目点上に小さいリングをおき,リング上で画素値がどのような変化をするかを知って,エッジやラインの検出を行なう方法について述べる.リングに沿って一周するときの画素値系列は周期波形となり,これをスペクトル分析することにより,ステップエッジ,+ルーフまたは-ルーフエッジ,ラインの強度とその方向を求めることができる.またその結果を追跡して線画化を行なうことも可能である.実験は種々の大きさのリングオペレータについて行ない,ノイズの存在下でもエッジが安定に抽出できることを示している.また異なった大きさのオペレータを用いて,ノイズを含む微細エッジが抽出できることも示している.