データ駆動形実行制御の一方式とその実験的検討

西川 博昭  浅田 勝彦  寺田 浩詔  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J67-D   No.5   pp.607-614
発行日: 1984/05/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
筆者らは,履歴依存処理を含むデータ駆動原理を図的言語によって表現する高度並列処理方式を提案し,その実現法を検討している.データ駆動原理による高度並列処理の実現には,システム内に入力ストリームに応じた滞留のないデータ流を確保できる負荷・機能分散方式が必要となる.本論文では,対象とする階層的な図的プログラム構造に適応したクラスタ構成上で,そのデータ駆動形処理実行機能の負荷・機能分散的実行を統一的に制御できる一方式とその実験結果を述べる.即ち,本方式は,階層的なシステムのデータ駆動形実行機能を入出力,関数的処理,履歴依存処理ならびに発火制御の基本機能の繰返し構造で構成し,これらの基本機能を負荷・機能分散的に実行して,極めて高度の同時・並行処理を実現している.本論文では,まずデータ駆動形実行制御における各基本機能の負荷・機能分散方式を述べる.更に,共通バス形式のマルチプロセッサ構成をとる実験システムを用いて,本方式が高度並列処理の実現に有効であることを示すと共に,図的プログラムの幾何学的接続構造に基づき,各基本機能を階層的なクラスタ構成上に分割配置するための指針を半定量的に与えている.