スイッチモード方式超低周波用信号遅延器とその応用

関口 孜  下岡 靖宣  塚本 一美  角 修吉  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J67-C   No.12   pp.991-998
公開日: 1984/12/25
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Print ISSN: 0373-6113
論文種別: 論文
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あらまし: 
今日の信号遅延器は,計測,自動制御などの分野で重要な装置となっているが,現在実用化されている方法にもそれぞれ問題がある.本文は,すでに知られているPWM遅延法を更に拡張し,スイッチ素子の導通区間を入力信号と特定なバイアスの比較点情報を基に位相制御するスイッチモード方式により,超低周波用信号遅延器を提案する.まず,原理と基本構成を述べ,本遅延器の動作信号波形系列を解析し,出力信号の取り出し要件,発生可能な信号波形の検討を行う.次に,スイッチモード方式演算増幅器の原理による波形変換遅延法を示し,各種超低周波信号発生装置への応用を示唆する.また,遅延器を用いて構成されるくし形フィルタにつき試作実験を行った結果,これが超低周波用差分器になり得ること,その他,任意伝達関数発生装置や波形等化器への利用など特に超低周波域における大電力遅延演算装置として有効であることを示す.