放送衛星中継器用12GHz帯チャンネルマルチプレクサ

野本 俊裕  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J67-B   No.8   pp.916-923
発行日: 1984/08/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
本論文は,高出力(100W以上)12GHz帯放送衛星中継器用チャンネルマルチプレクサ(分・合波器)の試作結果について述べている.急峻な減衰特性が要求される分波器には,導波管マニホールドに適したT形偏分波型結合器と8段カノニカル2重モードフィルタを組み合わせ,2チャンネルマルチプレクサ(隣接チャンネル端での減衰量Ap=40dB,チャンネル中心での挿入損失A0=1.4dBおよびチャンネル内での振幅偏差Aυ=0.6dBp-p)を試作した.また,低損失化が要求される合波器には,高次共振モード(TE113)を選び,更に結合孔および空胴共振器内に挿入されるビスによる影響を検討し特性の改善を図った4段楕円型2重モードフィルタを用い,4チャンネルマルチプレクサ(Ap=15dB,A0=0.6dB,Aυ=0.3dBp-p)を試作し,温度試験により特性に変化のないことを確かめた.その結果,試作した分・合波器は放送衛星中継器用チャンネルマルチプレクサとしての所要特性をほぼ満足できることが明らかになった.