待時系における運ばれる呼量の推定誤差について

町原 文明  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J67-B   No.5   pp.481-488
発行日: 1984/05/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
待時系モデルにおける運ばれる呼量の推定誤差を解析する.本モデルは特に,交換機制御系装置のトラヒックモデルを念頭においたものである.交換機制御系装置の保留時間は,指数分布より変動係数の小さい分布に従うことが知られている.従って,本論文では,保留時間分布が推定誤差に与える影響の解析ということに力点をおく.前半で,一定保留時間モデルM/D/Sの運ばれる呼量の推定誤差の解析を行う.この結果を,M/M/Sのそれと比較することにより,M/D/Sの誰定誤差が常に小さいことを例証する.この事実より,保留時間分布の変動係数の増加に伴い,推定誤差も増加するという予想をたてる.後半で,この予想を単一出線モデルM/G/1で正当化する.特に,M/G/1の運ばれる呼量の推定誤差の解析の中で,この解析の中心となる全稼動期間長分布の超指数分布による近似法を提案し,この近似精度と近似適用範囲について言及する.