ハイパサーミア用ダイポールアレイアプリケータによるダイナミックファントム加温実験

寺田 矩芳  雨宮 好文  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J67-B   No.2   pp.163-170
発行日: 1984/02/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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癌治療の分野で温熱療法が注目されている.本論文は,人体深部加温を実現する方法として筆者らがさきに提案したダイポールアレイアプリケータによる周波数40MHzでの加温実験の結果を述べている.まず加温対象となるファントム(模擬人体)内の電界分布の数値計算を行ない,ファントム内で電界,したがって熱発生はほぼ一様な分布となることを示した.つぎに場所により食塩水循環量を変えられる構造のファントムをつくり実験を行なった.食塩水を循環させない場合の温度上昇は電界分布の数値計算結果より予測されるようにファントム内でほぼ一様となり,循環させた場合には腫瘍部を模擬した食塩水の循環量の少ない個所において,電力1.6kWの30分加温により,一例として5℃の温度上昇があるという結果が得られた.