交差偏波消去条件を満足する三枚反射鏡アンテナ

浦崎 修治  牧野 滋  片木 孝至  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J67-B   No.10   pp.1119-1125
発行日: 1984/10/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
オフセット形アンテナは広角放射特性が良好であるため,マイクロ波地上通信等のアンテナに用いられている.しかし,直交二偏波による周波数再利用を考える場合,鏡面で発生する交差偏波成分が問題となる.このため,オフセットカセグレン,グレゴリアン形式において,主,副反射鏡で発生する交差偏波成分を幾何光学的な意味で相殺させる方法が報告されている.これらの形式の場合,設計の自由度が多くなく,例えば一次放射器である円錐ホーンの軸の傾きは制約をうける.ここでは,より自由度のある三枚鏡アンテナについて,幾何光学的な交差偏波消去条件を導き,この条件を満足する鏡面系の形態を明らかにする.また,理論的結果を確認するために試作したアンテナでは交差偏波成分の発生量は約-30dB以下であり,この理論の妥当性が確認できた.