知識工学に基づいたマイクロプログラム開発システム,MIXER

清水 徹  坂村 健  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J66-D   No.7   pp.864-871
発行日: 1983/07/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
VLSI技術の発達にともない,汎用チップを応用問題に適応させる手段として,マイクロプログラミングの重要性が増している.マイクロプログラミングでは,生成されるオブジェクトの最適性を維持しながらその生産性を向上させることが問題となるが,レジスタの非対称特性,ALU機能の多様性,並列制御などのマイクロアーキテクチャの特異性から,自動化が遅れている.本論文では,マイクロプログラム仕様上の仮想のリソース,ファンクションをマイクロアーキテクチャ上にマッピングする知識をマイクロプログラミングの知識ととらえ,マイクロプログラミングの知識を大量に収集してこれを知識ベースに蓄積しておき,知識ベースへの問い合わせによってこの知識を積極的に利用する,新たなマイクロプログラム開発アプローチを提案している.更にこのアプローチを実現するため開発されたマイクロプログラム開発用のエキスパートシステム,MIXERの構成と動作について述べている.MIXERでPASCAL Pマシンのエミュレータを開発した結果,マイクロプログラミングの分野で,有効で実用となるエキスパートシステムの開発が可能であることが確認された.