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ベクトル場を用いた伸縮変換による手書き文字の局所的変動の吸収
服部 哲郎 渡辺 陽一郎 真田 英彦 手塚 慶一
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J66-D
No.6
pp.645-652 発行日: 1983/06/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0913-5713 論文種別: 論文 専門分野: キーワード:
本文: PDF(590.4KB)>>
あらまし:
重ね合せ法による文字認識は,2次元画面を2次元のまま扱えるので,文字線などの相対的位置関係を陽に記述する必要が無く,認識アルゴリズムが簡便となる.そのため多種多様な変形のある手書き漢字などの一般文字認識への発展が期待できる.だが文字パターンの位置ずれや局所的変動に弱い.本論文では,文字パターンの形状や境界点からの距離を反映したベクトル場により,画面の各点に局所的2次元構造情報を付加し,さらに,伸縮変換により文字パターンの局所的変動を吸収する重ね合せ法が提案されている.伸縮変換は,2つのパターンから得られるベクトル場を比較し,文字パターンの外周領域から動的にパターン間の点(画素)対応(変位ベクトル場)を決定した後に行われる.重ね合せ過ぎの対策として変位抑制が示される.さらに,2つのパターン共一本の直線の場合において,パターンの平行移動・回転に対する伸縮変換の変動吸収能力と,変位抑制の効果が明らかにされている.
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