ディジタル図形の一細線化法と手書き文字認識システムへの応用

鶴岡 信治  木村 文隆  吉村 ミツ  横井 茂樹  三宅 康二  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J66-D   No.5   pp.525-532
発行日: 1983/05/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
細線化法は文字認識,画像処理等の分野で重要な役割を果している処理の一つである.しかし,従来は理論的根拠に乏しい直観的なマスク論理に基づく方法が主流であり,線図形の定義が不明確であった.本論文では,正方格子上のディジタル図形における線図形を,所定の近傍状態をもつ図形要素のみから構成された図形と定義し,そのような線図形を抽出する2値図形と多値図形の細線化法を提案する.前者は不要なヒゲ状ノイズ枝を押えても,線分の縮退・消失を少なくすることができ,又,処理時間も短かいことが判明した.又,本細線化法を組み込んで,自由手書き片仮名文字でストローク構造解析法により,認識実験を行った結果,文字線分の縮退・消失による誤読・棄却はほとんどなくなることが確認された.又,後者(多値図形の細線化法)では交点・分岐点付近のひずみが少なくなり,文字認識に有効であることが確認できた.