大地上水平アンテナの数値解析の一方法

仲川 錦作  稲垣 直樹  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J66-B   No.6   pp.743-750
発行日: 1983/06/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(458.2KB)>>
論文を購入




あらまし: 
大地上水平アンテナの電界積分方程式には垂直ヘルツポテンシャルから導かれるの形の積分核が現れるため数値解法が大変困難であった.本文ではこの積分核がの形に置換できる事をつきとめ積分核を反射係数法(RCM)によって近似しないでもモーメント法が簡単に導入できるよう工夫を行っている.数値計算に当っては代表的な条件の大地に対し60MHzの半波長アンテナにつき,入力インピーダンス,指向性などを高さ,比誘電率,導電率をパラメータとし,さらに太さのパラメータΩも考慮して詳細に計算した.数値計算の結果,入力インピーダンスの抵抗分はRCMで求めた値とほぼ一致するが,リアクタンス分はアンテナ高さが長さの0.4倍程度以下で特に線径が大のもの程差が大きくなる事が分った.大地の導電率の変化に対する入力インピーダンスの値は誘電性から導電性に移行するσωε0εsの付近で変化が大きい事,H面指向性では高さが半波長の場合主放射方向が62度となり電離層反射による遠距離通信は可能であるが,大地の場合は天頂付近の電界が最大方向の電界の-9dB程度残り完全導体の場合のビームと異る事が分った.