孤立点およびノッチ除去のためのファクシミリ符合の処理手法とそのデータ圧縮効果

保坂 憲一  富永 英義  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J66-B    No.2    pp.223-230
発行日: 1983/02/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
ディジタルファクシミリ装置においては原稿の入力の際に入力信号を白か黒かに画素単位で判定して2値化するので,白と黒の境界部分で量子化誤差によって凹凸(ノッチ)を生じ,原画像がスムーズであっても画素レベルで凹凸のある境界線を生じ画質を劣化させている.また,入力原稿の紙面の汚れなどによってランダムな孤立点を生じ,これも画質劣化の一因となっている.これらノッチや孤立点は画質を劣化させているだけではなく,符号化の際に符号化の対象を増加させ,そのために不必要な符号を増加させる原因にもなっている.本論文では,このようなノッチや孤立点の多くがCドットパターン上で“四角点”として現われることに着目し,四角点と原画像との関係について考察し,四角点除去によって細かいノッチや孤立点が除去されることを示した.また,四角点除去によってどれだけ符号量が減少するかについて実験を行い,ライン・バイ・ラインの処理によって10%程度の符号量の減少があるという結果を得た.