容量数最少のLCシミュレーション形有極低域能動RCフィルタ

石橋 幸男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J66-A   No.11   pp.1101-1107
発行日: 1983/11/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(435.4KB)>>
論文を購入




あらまし: 
RC能動フィルタの構成方法の優劣を判断する最も重要な尺度に素子感度がある.この素子感度を小さくする有力な構成方法の一つとして抵抗両終端形LCフィルタをシミュレートするリープフログ形構成が知られている.本論文では,有極ローパスフィルタを最少個数のコンデンサで実現するLCシミュレーション形能動RCフィルタの構成方法を提案している.まず,コンデンサの数を最少にするだけでなく,演算増幅器の数も少なくするための接点電圧,インダクタンスの電流の符号の取り方について述べ,電圧,電流の関係式を導き,この関係を実現する回路及び奇数次フィルタの構成方法を示している.次に,RC素子の変動及び演算増幅器のGB積の影響について述べている.最後に,5次有極ローパスフィルタを構成し,実験を行っている.また,計算機によって感度計算を行い,本回路の素子感度は従来のリープフログ形構成で実現した回路のそれの80%程度になっていることを示している.