能動RCフィルタの一等価回路表現

沖根 光夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J66-A   No.10   pp.970-977
発行日: 1983/10/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(424.8KB)>>
論文を購入




あらまし: 
演算増幅器を用いた2次の能動RCフィルタについては過去数多くの回路が提案され,単に演算増幅器をナレータ・ノレータモデルあるいは制御電源で表現した等価回路から伝送関数を求め所望のフィルタ関数になっていることを確かめていた.本論文ではそのフィルタの入力端,出力端並びに回路中の任意の端子の3端子に注目し,基本的に逆L型回路と電圧制御電圧源で構成する新しい形の等価回路表現を提案している.電圧伝送関数は逆L型回路の分圧比と制御電源の利得の積で与えられる.本等価回路表現を用いると各フィルタは,逆L型回路の構成素子が,(1)インダクタンス,FDNR素子,(2)負性RC素子のいずれかを含んだ形で表現された.特に,前者による逆L型回路についてはフィルタとしての動作がLCフィルタの動作にそのまま準じることから容易に理解できることを詳細に説明している.