物体の3次元運動の解釈

浅田 稔  谷内田 正彦  辻 三郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J65-D   No.6   pp.687-694
発行日: 1982/06/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
時間的に変化する2次元の画像からもとの3次元世界の物体の構造が求められる事をUllmanが唱えて以来,近年種々の方法が研究開発されている.これらの方法を使えば,物体の大きさ,位置,向き等が求められ,画面間の変化を記述できる.しかし画像列全体を通して物体の一連の運動を簡潔に記述できたとは言えない.本論文ではコンピュータが人間と同じ様に物体の運動を理解するための手法について述べる.入力画像は関節運動の様な物体相互の動きを含む数個の積み木の運動で,各物体の大きさ,向きを表わす3次元パラメータは既に求められていると仮定している.まず始めに,与えられた各物体の3次元パラメータから画面間の回転運動成分(回転軸方向及び回転角)を求める.次に物体相互の動きを解析するために,見かけの複雑な動きをより簡潔に表現できる座標系を発見し,運動に基づいた物体の階層的記述を得る.最後に物体の平行移動を滑らかな動き(例えば等速運動等)で表現し,シーン全体を通して人間の知覚に似た自然で簡潔な運動の記述を構成する.